2015年12月6日日曜日

何かその 名の立つことの 惜しからむ





大川周明先生が晩年をお過ごしになられた、豪農の大邸宅です。

100年を超えても立派に整えられています。これからの100年も大切に継承していきたいものです。


身は捨てつ 心をだにも はふらさじ  つひにはいかが なると知るべく
藤原 興風    古今和歌集







6 件のコメント:

  1. こんにちわ。 

    この邸宅には大川先生の著作物は一切無く、ただ一影の肖像写真が掲げられているのみです。

    先生はアラビア語辞典を製作される程、中東諸族に対する造詣を深くお持ちだったようです。
    アジア全体を思想によって、欧米の独善的傲慢に立ち向かわせようとした、実に気宇壮大な人物です。

    常に武器弾薬によってのみ他国を支配してきた欧米が、一民間人を軍事裁判にかけたことは、先生の思想にどれほど震撼させられたかを物語っています。

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  2. Me gusta mucho. Muchas gracias.

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  3. 幾代も継承されていってほしい家ですね。大川先生のこと、初めて知りました。インド哲学、イスラム教、キリスト教・・・古今東西の宗教思想の影響を受けられた先生は今の世界秩序やISISをどう考えられるのか興味あります。病院に監禁されても仕事を全うされた先生にふさわしい歌だと思います。

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    1. 全く同感です。アラビア諸国の惨状をきっと嘆かれていらっしゃると思います。
      戦前当時、中東からインド、インドシナ半島、朝鮮半島まで、ほぼアジア全域の植民地を開放しようとお弟子さんたちを各国に派遣して民族独立自決を広く伝播されました。その偉業が今のアジア諸国独立につながっています。日本が思想的・行動的に立ち上がらなければ、今も当時のままだったかもしれません。

      軍部は大川先生の思想を都合の良いように曲解して利用したのでしょうが、戦後の日本(人)はそれどころか日本自身を全否定してきたように思います。
      日本が一切悪いことをした。故に、全てに対して土下座しなければならないと。

      敗戦後何もなかったところから這い上がってきたのだから、カネとモノに拘り、一方で誇りを捨ててきたのは、戦前の意気揚々に対する羞恥心の反動とも相俟って、幾分仕方の無いことかもしれません。
      しかし、後世にまで土下座精神を継承してはならないとも感じています。

      日本は幕末から明治にかけて尊い命が多数失われました。偉人賢人ほど早く捧死されてさぞかし悲惨だった事でしょう。
      それでも、日本人自身が決めた道です。
      今のアラブ諸国も白人社会が首を突っ込むことではなく、彼ら自身の意志と血によってこれからの道を決めるべきだと思います。


      何かその 名の立つことの 惜しからむ  知りて惑ふは 我ひとりかは
      藤原 興風 古今和歌集

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  4. ご無沙汰をしています。
    私も大川周明先生について初めて知りました。100年もの間、後世の人達によってこの様に大切に手入れをされて来た事は、素晴らしいことです。
    ルマさんのコメントを読ませて頂き、武器と力づくでは国を治め平和をもたらすことは出来ないのだと改めて思います。
    良い新年をお迎えになられますように。ありがとうございました。

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